世界史を学んでいる人には常識なのかもしれないが,
アヘン戦争に反対したグラッドストーンの英国下院議会での演説を知らなかった。
イギリスのアヘン戦争遂行は挙国一致の行動だと思っていた自分にとって,
わずか9票差で戦争遂行のための予算を承認したという事実もおどろきであった。
そして,グラッドストーンの演説
「その原因が,かくも不正な戦争,かくも永続的に不名誉となる戦争を,私はかつて知らないし,読んだこともない」
(井上勝生『日本の歴史18 開国と幕末変革』講談社2002年より引用)
を知って,日清戦争直前の日本の様子がどうだったのかを,もっと詳しく知りたくなった。
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